COMPATIBILITYママと美容師の両立
多比良 睦美MUTSUMI TAIRA
nature JAPAN マネージャー/トップディレクター
グラムール美容専門学校卒業
大好きなスタッフと一緒に、
結婚、出産しても美容師を続けたい。
26歳で主任になった。そのときに決めた「JAPANとともに生きよう」。
もともと独立願望が強かった。地元広島で独立する。小さくてもアットホームな自分のサロンを作る。独立を目標に、23歳でデザイナ一デビュー、25歳で地元に帰る…。明確なビジョンを持っていたのに、34歳になる多比良は入社から14年ずっとJAPAN natureで働く。
「カウンセリングから仕上げまで担当することが、お客様の幸せ。」入社してから3年ほどはそう考えていた。しかし23歳の頃、気付いた。JAPANのスタッフはみんな同じ目標でお客様に接している。信頬できる仲間がたくさんいる。スタッフみんなでお客様を幸せにしよう!そうすることで、より多くのお客様を幸せにすることができるんだ。独立の夢は薄れた。JAPANでより多くのお客様を幸せにするという気持ちが勝ったのだ。
29歳で店長になり、順調にキャリアを積んだ。そして32歳で結婚、33歳で出産。
産休育休制度を推奨する会社は「1年間しっかり休みなさい」と言った。しかし復帰はわずか8ヶ月。「家庭はもちろん一番大事。周りに理解してくれる人がいるから私は今も大好きな美容師を続けられています」。
「たくさんの可能性を秘めながら、結婚や出産を機に辞める人をたくさん見てきました」。
大好きな美容師を泣く泣く辞めていく姿を見るのは、つらくてたまらなかった。今のJAPANには、出産・育児休暇制度はもちろん、復帰後のパート制度や正社員の時短勤務など、さまざまな道が用意されている。結婚、出産は女性の夢であり、通過点。大好きな美容師を辞めてほしくないからだ。
自身の経験を元に、密にスタッフとコミュニケーションをとることを大切にしている。「自分の経験やアドバイスはするようにしています。大好きな仲間だからずっと一緒にお客様のために仕事がしたいです。」
半数以上が女性スタッフのJAPAN。今後はママさん美容師も増えてくるだろう。JAPANのキャリアは無限大だ。